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2004.03.07

blog ブログ の記事の価値ってどんなの?

何がウケて、何がウケないか、トラックバックやコメントを沢山もらうことと blog の付加価値の高さは関係するのか?っていうお話です。
結論:観客から離れすぎてもいけないし、近すぎてもいけない。難しい話が書きたかったら、難しい話の書いてある blog に トラックバックしましょう。エロネタでウケたかったらエロネタの書いてある blog にトラックバックしましょう。

インターネット経由で閲覧できる日記の歴史は結構古いというか、web が一般化すると同時にもうそこにあったと思う。どうせ個人の発信できる情報なんて「俺これ知ってるもん」というようなほかと差別化できるような情報か、エッセイ、日記ぐらいしかなかろう。ネットが私の主観で今の1/50程度しかなかった 1996-1997年ごろに私の知人で日記サイト(←リンク切れです)で結構定着ビジターを持った奴がいたけれど、価値観を真っ向から否定するメールやら、エチーなメールやら?もらっては傷ついてたっけ。

そいつは女で、結構エロいネタなんかもバンバンwebに書いてしまっていたのでそーゆー意味で変な固定客もついていたんだと思うんだが、最後まで自分自身のことを書くということが、世間からの直接的な否定や肯定を浴びることにつながるんだということを理解しなかった。今はサイトを持っていないので、ことによるとやっとそれを理解してサイトをたたんだのかも知れないが。

というわけで大衆ウケするネタというものは明らかにある傾向があって、その辺を狙って記事を書き続ければファンは増えると思う(なんか大衆文芸と純文学みたいな対比の話になりそうだ)。が、共感を得やすいってことはよくある話ってことになりゃしないかしら?(とここまで書いたところで結論を思いついてしまったので最初の部分に追加)

ではここでちょっと、文芸・文学作品がなぜ売れるか、読まれるか、というところ blog の替わりに考えよう。
SFやファンタジーや推理などの場合は日常生活では経験しようがないような極端な状況を読者が追体験することに快楽があるからジャンルとして成立し、純文学などは日常の中にある特定のシチュエーションにおける個人の情動や行為などを虫眼鏡で拡大して魅せることによって感動や共感を呼び覚ますことで付加価値を認められるわけですな。
どちらにしてもあまり人間から遠く離れてしまうとその虚構だか実話だかに価値を見出す人間が減少するわけだ。たとえば石ころの主観を擬人化することなく述べてもきっと面白くないだろう。仮に人間以外が物語の主体であってもその主体の中の人が人間の中の人と近いことによって物語りは成立するわけだ。(この、中の人っていう表現が端的にこの構造を表象していると思うよ)

でもって、ここで blog に立ち返ると、まあ、人である自分自身が感じたことや知っていること、思ったことを書いてゆくわけで、そういう意味では blog の中の人が極端に人間の中の人から遠くに行くことはできないと思う。というか、あんまり人間から遠くに離れたケースをここで対象に考えること自体がすでにハズレだとおもう。

やはりトラックバックやコメントをもらいやすい blog はその blog の中の人に、観に来ているお客さんが共感できたり反感できたりする内容のものだってことですね。ちゃんとターゲットオーディエンスを念頭において書けってことです。

では難しい話、多くの人の共感・反感のレンジから離れた位置の内容を blog に書いてトラックバックやコメントをもらいたかったらどうしたらよいのか?

答:「こういう話が好きな奴がここにいるよ」ときちっとアピールして、お客さんを呼び込まなきゃいけない

わけですね。
今のところは blog も RDF で syndicate されるだけでその内容を解析してジャンル分けを自動的にやってくれる検索機構のようなものは無いので(ここにビジネスチャンス)、blog 作成者は自分自身で似たようなジャンルの話が多い blog を探して、そこにトラックバックを送るなどの手段によってちゃんとお客さんを導かなきゃいけない。また、ひとつの blog であちらこちらのジャンルを食い散らかすよりも、ジャンルごとに別の blog を建てたほうがよいかもしれない。

というわけで先頭に書いた結論に達するわけです。近すぎるっていうのは、仲良しクラブが作りたければそれで良いけど、新味はないよねっていうこと。

自分で書きたいことで受けを狙うには、まずお客さんを連れてこなけりゃ駄目です。案山子みたいにつったっててもオーディエンスはやってこない

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